虱の記

高熱量低脂質。

救う男(『ミッドナイト・スカイ』感想)

ジョージ・クルーニーの宇宙モノというと、キュアロン監督作Gravityを思い出す。それは置いておいて。

人生を投げうって人類の新天地を探した男は、突如終焉を迎えた地球から、新天地を調査して戻る宇宙船員たちを救おうとした。誰かを救いたかったと男は言う。新天地を見出して救おうとした地球文明は、すでに幕を下ろした。彼が救うべき対象は、宇宙にぽつねんと残された5人だけだったのだ。

一難去ってまた一難といった風の展開にはややマンネリを感じざるを得ないところもあった。また、家族のために地球への帰還を選ぶ2人の意思決定が凄く簡単に受けれ入れられてしまうところには疑問を覚えたが、それが家族を思う大人たちってものなのかもしれない。

が、静な画面や時折入るコミカルさがよく、全体の雰囲気はよかった。北極や宇宙の映像もきれい。