映画
ケビン・コスナーとウディ・ハレルソンのダブル主演による、ある種のロードムービー。 "ボニーとクライド"といえば、人口膾炙と言っても過言ではないほどに著名な、実在の犯罪者カップルである。その生き様はあらゆるフィクションで引用されていることは誰で…
この映画に関しては、2つの側面から思うところがあった。まずひとつは、以下に続く本作における「ジョーカー」の新奇さだ。 このジョーカーは、我々のよく知っているジョーカーではない。 かつてのオリジンに近いジョーカーは、様々な不幸や災難から発狂して…
『ゲット・アウト』で一気にスターダムへとのしあがった、ジョナサン・ピール監督の新作。 実は見ていない前作も黒人青年が不条理かつ非合理な窮地に陥るという映画だった(と聞いている)けれども、今作も中心となるのは黒人の一家。 <あらすじ> 主人公であ…
とてもよかった。面白かった。 曰く、「自分の殻にこもった」ことで妻に出ていかれた男が、新開発されたOS(AI)と恋に落ちる……っていうあらすじだけ聴くと、ナードやギーク、もしくはオタクが主人公の映画という気がしてしまうが、そういうわけでもない。だっ…
小気味よいユーモアにあふれ、笑みをこぼしながら見ることができる良作。 「インテリ黒人と粗野な白人」のコントラストが、レイシズムを生み出した背景にあったであろう「文明と野蛮」の二項対立と対照を成しているように見えた。 ドクの影響でトニーは差別…
仕事に全てを捧げる男、もしくは家族を顧みない男・アールは、ネットの利便性に押しつぶされ、事業に失敗して全てを失った。 とはいえ、彼には仕事しかなかったので、言い方を変えれば失業しただけにすぎない。くだらん、と吐き捨てたネットに負けた。 はじ…